A.ひび割れ拡大防止筋として敷設する溶接金網(ワーヤーメッシュ)は、組み立て時にはスペーサーに支えられ、所定の位置にあります。しかし、コンクリート打設時の作業員やポンプ車の配管などの荷重や振動、または打設したコンクリートに押されるなどで外れることがあります。スペーサーが外れると、溶接金網(ワーヤーメッシュ)の支持間隔が広がり、所定の位置から下がってしまいます。 溶接金網が下がると、ひび割れ幅は大きく深くなり、その後の動きも大きくなります。

※合成スラブ工業会ホームページのQ&Aには、下記の記載があります。
【施工 Q-09】
デッキ合成スラブのひび割れ拡大防止について、留意点を教えてください。
http://www.gousei-slab.jp/q_a/qa_w/w_09.pdf
【施工 A-09】
施工上の留意点
2)溶接金網の位置を確保する。
■ひび割れ発生箇所の調査結果
溶接金網の高さが所定の位置よりも著しく深くなっている場合、ひび割れ発生が多い傾向が確認されている
■溶接金網保持用スペーサーの要点
・かぶり厚さと溶接金網 径・ピッチを考慮し適切なサイズを選択
・施工時、コン打設時に移動しない適切な形状、強度の製品を使用
・可能な限り密なピッチで配置し、溶接金網の変形を抑制

この問題を解決するために開発した製品が『CSスペーサー』です。

A.『スペーサー』は、鉄筋コンクリートの場合、設計通り配筋した鋼材(鉄筋)をコンクリートの硬化まで所定の位置に留めるための材料です。
『スペーサ』と表記される場合もあります。また、上・下側の鋼材(鉄筋)のかぶりを確保するものを『バーサポート』と呼称する場合もあります。

A.『CSスペーサー』は、デッキプレートとコンクリートの合成スラブ(Composite Slab)のひび割れ拡大防止筋として使用される溶接金網(ワイヤーメッシュ)のかぶり厚さを保持する材料です。鋼製で、台形の板2枚を十字に組合せた形状です。

A.『CSスペーサー』は、鋼製スペーサーです。材質はSPCC(JIS G 3141)です。

A.『CSスペーサー』の標準ラインナップに防錆処理タイプはありません。

A.品番T6-50の製品はφ6mmのメッシュ筋用で、需要の多いデッキプレート山上からのコンクリート厚さ80mmのスラブを想定し、上筋でスラブ上面からかぶり厚さ30mmとなる仕様です。 品番T10-50の製品はD10異形鉄筋用で、同じくデッキプレート山上からのコンクリート厚さ80mmのスラブを想定し、上筋でスラブ上面からかぶり厚さ30mmとなる仕様です。 その他の仕様のものについては、ご要望に応じて受注生産を検討いたします。

A.品番T6-50のメーカー希望小売価格は、1個60円(税別)、品番T10-50のメーカー希望小売価格は、1個80円(税別)です。

A.『CSスペーサー』は、Yahoo!ショッピングにて販売を行っております。
最少購入単位は、1箱(200個入または800個入)です。送料は、全国一律無料です。

品番T6-50
*1個あたりの単価
1箱(200個入)の場合、42円/個(税別)
1箱(800個入)の場合、40円/個(税別)

品番 T10-50
*1個あたりの単価
1箱(200個入)の場合、52円/個(税別)
1箱(800個入)の場合、50円/個(税別)

詳細は、アストン Yahoo!ショッピング店 でご確認ください。

アストン Yahoo!ショッピング店

A.『CSスペーサー』は、組立てた完成品の状態で出荷していますので、購入後の組立作業は必要ありません。

A.納期は、ご注文日(決済完了確認時点)の翌営業日から7営業日以内に発送いたします。

『CSスペーサー』の設置は、溶接金網(ワイヤーメッシュ)を敷設・結束し、CSスペーサーを上から取り付け後に、溶接金網を持ち上げ、CSスペーサーを回転させて完了です。

A.日本建築学会 JASS 5鉄筋コンクリート工事では、スラブの場合、上端筋、下端筋それぞれ1.3個/m2程度とされています。
しかし、合成スラブ工業会ホームページのQ&A(施工 A-09)では、デッキ合成スラブのひび割れ拡大防止のためには、可能な限り密なピッチで配置し、溶接金網の変形を抑制することが推奨されています。
そのため、溶接金網(ワイヤーメッシュ)をコンクリート打設時に所定の位置で保持し有効に効果を発揮させるためには、3.0個/m2以上 (ピッチ:60cm✕60cm)設置することを推奨します。

A.下図のような3枚重ねの重ね継手(重ね代)部分では、重なり部分を結束後、周りの溶接金網(ワイヤーメッシュ)が重なっている部分から少し離して『CSスペーサー』を設置してください。
重なり部分からのスペーサーの位置を一番下で450mm以上、中央で150mm以上離すことで自重とたわみにより、所定の位置に収まります。

A.『CSスペーサー』は、
設置が容易
・溶接金網(ワイヤーメッシュ)を敷設した状態で上から取り付け、溶接金網を持ち上げると、『CSスペーサー』がくるりと回転


外れにくい
 ・コンクリート打設時など激しい作業時でも、十字型で倒れにくく、受け溝の部分が溶接金網(ワイヤーメッシュ)をしっかり保持


という特徴があります。
*デッキプレート合成スラブにおける従来スペーサー(モルタル・コンクリート製の立方体)の問題点を解決し、品質向上を望む現場の声で開発された製品が『CSスペーサー』です。

A.『CSスペーサー』は、設置が容易で、外れにくい特徴があります。
そのため、従来スペーサー(モルタル・コンクリート製の立方体)を使用する場合に比べ、以下のようなメリットがあります。

①作業性の向上
『CSスペーサー』の設置は、溶接金網(ワイヤーメッシュ)を敷設・結束し、『CSスペーサー』を上から取り付け後に、溶接金網を持ち上げ、『CSスペーサー』を回転させて完了のため、施工性が良好です。
また、受け溝の部分で、溶接金網(ワイヤーメッシュ)をしっかりと保持するため、作業員の踏み込み、コンクリート打設時などの激しい作業時でも外れにくく、外れたスペーサーを再設置する手間を省力化できます。

②品質の向上
溶接金網(ワイヤーメッシュ)が、ひび割れ拡大防止筋として有効に効果を発揮するためには、デッキプレートからの高さを、設計位置に保持することが必要です。
『CSスペーサー』は、溶接金網(ワイヤーメッシュ)を設計位置に確実に保持できるため、ひび割れ拡大防止筋としての効果を有効に発揮させることができます。

A.『CSスペーサー』の使用により、ひび割れ拡大防止対策を行うことで、躯体防水材CS-21によるコンクリート躯体防水(CS-21躯体防水工法)の適用が検討できます。
 【躯体防水の詳細については、当研究会の該当ページをご参照ください】
躯体防水材CS-21による躯体防水(CS-21躯体防水工法)は、打ち放し面が露出した仕上がりとなります。
メンブレン防水のような防水層および保護層が必要ないため、荷重の軽減や工期の短縮が可能です。
また、耐久性に優れ、施工後も躯体を直接目視可能なため、供用開始後の点検および部分補修が簡易です。
経年後は、洗浄後に再塗布することが可能であり、防水層および保護層の撤去は不要です。
そのため、新築時から経年後までを含めたライフサイクルコストが、メンブレン防水に比べ、低減できます。